レモンの皮のルームフレグランス

香水が苦手なので、一つも持っていません。

いわゆる香料の香りは、美的な香りかもしれませんが、どうも馴染めません。

せっけんやシャンプー、コスメの類はすべて、無香料の物を選んでいます。

本当を言うと、香水の香りは苦手だけれども、良い香りは好きです。

例えばジンチョウゲの花の香りとか、ラベンダーの香りが好きです。

もっと身近なところでは、緑茶とか、リンゴやミカンなど果物の香りが大好きです。

自分で無香料の物ばかり選んで暮らしているくせに、ときどき香りが恋しくなります。

アロマオイルを使ってみたこともあります。

天然成分の香りのエッセンスですが、色々な種類があり、

奥が深すぎて手に負えないので止めてしまいました。

そんなことを考えながら、料理に使うレモンを洗っていたら、ふとアイデアが湧きました。

レモンの黄色い表皮の部分は、お菓子の香り付けに使うことがあります。

くし切りにする前に、レモン表皮を包丁で丁寧にそぎ落として、ガラスの器に入れてみました。

いつもは役に立たないレモンの皮も、こうすれば立派なポプリです。

その手作りのルームフレグランスを部屋に置いて、一人悦に入っていました。

けれども香りが楽しめたのは、その日だけでした。

翌日には干からびたようになって、全然香らなくなっていました。

一日だけの儚いルームフレグランスだったけれども、すごく心地よい香でした。